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住宅外装シェアの約7割を占めているのがこの窯業系（ようぎょうけい）サイディングです。主原料はセメント質原料及び繊維質原料が用いられ、それらが成形され養生・硬化されたものです。施工やメンテナンスが楽で、工期も短縮できるため、住宅外壁材の主流になっています。

最近では、雨水で汚れが落ち、長く再塗装をせずに済むなどの特徴をもった商品もあります。デザインの種類も豊富ですので、住宅の外壁材に向いています。

窯業系サイディングの次に需要が多いサイディングで、スチールやアルミなどの金属板と断熱材を組み合わせたものです。断熱性だけでなく、防音性も高いのが特徴です。また、軽量で建物に負担がかかりにくいこともメリットです。そのため、重ね貼り（カバー）工事の際に使われることが多いです。

デザインも豊富になってきたことと、メンテナンスをあまり必要としないということで、人気が高まっているサイディングです。

その名の通り天然木などに塗装を施したサイディングで、価格は高いものの木の温もりを感じることができます。断熱性が高いのですが、木製ということもあり吸水性が高く、定期的なメンテナンスは必要になります。

天然素材であるため、材料にバラつきがありますが、その分デザインに味わいと風合いが加わり、経年による木材の色合いの変化を楽しめます。

アメリカやカナダでは外壁材全体の50%を超えるシェアを誇る外壁材です。加工性に優れている「塩化ビニル樹脂」というプラスチックを用いた板状の外壁材です。劣化しにくく、塩害や凍害などにも強く耐天候性に優れています。また、シーリングが使用されていないので目地の補修がいらないというのも大きな利点です。

さらに、窯業系サイディングの約10分の1の軽さなので、施工もしやすく、壁自体を軽くできるので家への負担も軽減できます。また、現在の外壁に上から施工することもできます。